ガルシアのブラッククイーン時代とリンクするエピソード!
今回の事件の真相
ガルシアの過去
ガルシアの元カレ
セクハラ研修…
もう、突っ込みどころ満載でもう1回観たくなる!
ガルシアの魅力が200%ほとばしるこのエピソード、クリマイファンなら絶対見逃せないよ♪
クリミナル・マインドシーズン9 第12話「ブラッククイーン(Black Queen)」のあらすじと感想です。
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2004年、カリフォルニア州サンノゼ。
ブラッククイーンことガルシアは、動物実験を行った化粧品会社のウェブサイトをハッキングしたことで逮捕され、FBIフィールドオフィスに拘束されていた。
ガルシアと面接したホッチナーは、BAUのテクニカルアナリストとしてガルシアをスカウトする。
一方でホッチナーは、ブラッククイーンの仲間のSam Russell(サム・ラッセル)を、売春婦連続殺人事件の容疑者として逮捕した。
それから10年後(現在)。
司法省のウェブサイトがハッキングされ、ラッセルの被害者の現場写真と、ラッセルの無実を訴えるメッセージが掲載された。
このことを受け、ホッチナーたちはラッセルが本当に犯人かどうか再調査することになる。
ラッセルは8人の売春婦を殺害した容疑で逮捕され、死刑を言い渡され、2週間以内に執行が決まっていた。
しかし、決め手となったのがラッセルの自白であったこと、4人の被害者は刺殺で、4人は絞殺だったことから、自白前は犯人は2人組と考えられており、曖昧な点があった。
ラッセルの無実を訴え、サンノゼ警察のコンピューターにハッキングして、事件の捜査資料を盗んだり内部資料の破壊を行ったのは、スターチェンバーと呼ばれるハッカー集団と見られた。
ガルシアはブラッククイーン時代、スターチェンバーのメンバーであり、ラッセルはガルシアのハッキング技術に影響を与えた人物だった。
ホッチナーとJJは、サンクェンティン刑務所に収監されているラッセルと面会する。
ラッセルによると、当時はデソキシンの依存症で、事情聴取を担当していたBob Cooper(ボブ・クーパー)刑事が、薬と引き換えに自白を強制したため、と説明する。
そしてラッセルは、自分の無実を支援してくれるスターチェンバーについては、いっさい情報を提供しないと言い切る。
本当に薬と引き換えに自白を強制したのか。
確かめるためにクーパー刑事から事情を聞くロッシ、リード、アレックスだったが、はっきりとした答えは得られなかった。
サンノゼ警察署でスターチェンバーの被害をチェックしていたガルシアは、トロイの木馬に仕込まれていたコードに見覚えのあるサインを発見し、今回ハッキングした人物を発見する。
仕込まれていたサインはガルシアが昔使っていたもので、仕込んだのはガルシアの元メンターでスターチェンバーのリーダー、Shane Wyeth(シェーン・ワイエス)。
そんな時2人の娼婦、Gloria Holden(グロリア・ホールデン)とMarguerite Churchill(マーガレット・チャーチル)が殺害される事件が発生する。
2人は、フリーの娼婦。一人は絞殺、もう一人は刺殺という、2つの異なった方法で殺害されていた。
シェーンとコンタクトを取る方法を聞くために、再びラッセルと面会したホッチナーとJJだったが、ラッセルは、「シェーンはブラッククイーンとしか話さない」と言い、コンタクト方法として、IRCのチャットルームと、その暗号を教えるのだった。
ラッセルが冤罪だという可能性が高まる中、真実を突き止めようとガルシアは、シェーンに会うことを決め、ブラッククイーンのキャラでシェーンに会いに行く。
一方ホッチナーたちは犯人のプロファイリングを発表する。
今回プロファイリングは2つの説を取る。
【1つ目の説】
【2つ目の説】
捜査資料を渡してほしいと懇願するガルシアだが、FBIに協力するのを拒むシェーン。
捜査の進展がないまま、また新たな被害者が出てしまう。
殺害されたのはDebbie Bloom(デビー・ブルーム)で、グロリアとマーガレットと同じようにフリーランスで仕事をしていた。
被害者3人は、フリーランスになってそう時間が経っておらず、しかも仕事の履歴を残していないという共通点をホッチナーたちは発見する。
そして、デビーが独立前、最後に相手をした客が「スミス氏」と突き止めたブレイクは、本人を警察署に連れてきて、事情を聞く。
スミス氏によると、デビーの独立を手伝った際、身の安全のため、データを消去する方法をあるページを参考にしながら作成したというのだ。
参考にしたページを見せてもらったブレイクは、その言い回しから、「このページを作成したのはラッセル」だということを見抜く。
一方ガルシアは、捜査資料を手に入れるため、シェーンにオンライン上でゲームを挑む。
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ガルシアのハッカー時代の話がリンクし突っ込みどころ満載のエピソードでしたね♪
ガルシアが逮捕されたのは2004年。
シーズン1が始まったのが2005年なので、そのわずか1年前は、ガルシア反対側の人だったんですね~。
10年前のガルシアとホッチ、そして、ガルシアとモーガンのぎこちない関係が、時代を物語っていますよね♪
そして時は流れ…
今度はセクハラについての研修で、セクハラ発言の例を挙げますが、ガルシアやBAUメンバーが、どう考えてもガルシアとモーガンのやりとりという顔をしながら聞いているシーン。
10年で後も変わるのかと、なんか笑ってしまいました(笑)
それだけでも十分見どころがあったのですが、ガルシアが元彼シェーンに会うために、ブラッククイーンに戻るという展開にびっくり!
シェーンとガルシア、どうなるんだろう~。
なんて正直ドキドキしてしまいました。
結局なんでもなかったけど、ありそうでない、という展開が、ちょっとじれったかったですよね。
ガルシアの話題で押され気味だったけど、「ラッセルが冤罪なのかどうかとか」というのも、大きく気になりました。
結局、スターチェンバーのメンバー、ジョンと、塀の中のラッセルが組んだ事件だったんですね。
だからプロファイリングも2通り。
なるほど。
ジョンが地味過ぎて、まさかのまさかでしたが、シェーンが犯人じゃなくてホッとしました。
なんか憎めないキャラなんですよね、シェーンて。
ガルシアもきっと、私のように「シェーンじゃなくてよかった」って思っていたことでしょう~。
このエピソード、ツッコミどころ満載で見どころ満載で、本当に、始めから終わりまで、バンザイしたくなるほど面白かったですよね!
ガルシアは、動物実験をしたコスメ企業をハッキングしましたが、理由がガルシアらしいですよね。
正義感があって、心優しいガルシアだからだからこそホッチもBAUにスカウトしたんでしょうね。
ガルシアがメインになるエピソードはいくつかありますが、いつも見終わったあと、心があたたまるのを感じるのです。
それはきっとガルシアのこういうキャラからだと思います。
10年前のシーンで登場したモーガンですがスーツ姿でしたよね♪
うわ~、久しぶり!
シーズン1を思い出してしまいました。
もう1回見直してみようかな(笑)
モーガンは何を着ても似合いますが、やっぱり今のような、ラフな格好がしっくりきますよね☆(人´Д`)ポッ
にしてもガルシアがモーガンに向かって、「Hey, eyebrows(ねえ、眉毛君)」といったのにはウケました。
モーガンの眉毛がそんなに魅力的で印象に残ったのでしょうか。
もし私がガルシアだったら「ねえ、後頭部くん」て言いそうです。
インパクトあるしいい形してますよね(笑)
シーズン6エピソード4「快楽の代償」で、ホッチが、「ガルシアがFBIに応募するとき、"ピンクの履歴書"を持ってきた、ユニークな面があった」みたいなこと言っていたシーンがありましたよね。
そして今回、ガルシアが履歴書は持ってないけどと、ピンクの紙にコンピュータスキルについて書きましたよね。
これがその「ピンクの履歴書」だったんですね~。
まあ、ガルシアはFBIに応募したわけじゃありませんが^^;
ここらへんはちょっと話の辻褄が?!
という感じですが、このくらいで流しておきましょう~。
セクハラ研修のシーンを入れるなんてすごく斬新!
しかも、ガルシアとモーガンの会話でしばしば出てくるような言葉がほとんどでした…ね?
私は「ベイビーガール」しか記憶に無いですが^^;
これについてはまた別記事に書いてみようと思うので、今回はこのくらいにしておきますね(・∀・)
今回のエピソードでロッシ、ベージュ系の色のスーツ着てましたよね。
いつも濃い色のを着てるので、ちょっと目についてしまいました。
こういう色も素敵ですね。
それから、ロッシは、ジョークで言ったつもりはないと思うけど、ショーンのサイン「Happy Fun Meow Meow(たのしくおかしくニャーニャー)」だと聞いたときに、「なんだいそりゃ?」みたいなニュアンスで、意味を聞いたのがすごく面白かったです(笑)
スターチェンバーのリーダーシェーンは、ガルシアの師匠で元恋人。
両親を亡くしてパソコンにのめり込んでいった頃に出会い、再び生きる気力をガルシアに与えた存在でしたが、ガルシアがFBIに逮捕されたのをきっかけに、ガルシアが離れていったんですよね。
ガルシアの環境と心の変化とともにシェーンと距離が離れてしまったという感じで、シェーンと再会した時のガルシアは、嬉しいような懐かしいような、シェーンがもしかしたら犯人かも、と心配するような、複雑な気持ちが見え隠れしていましたよね。
最後シェーンを必死で助けようとするガルシアは、やっぱりどこかでシェーンを心配しているんだなあ、と感じました。
救急車で運ばれるショーンに向かってパシャパシャ写真を撮ってるガルシアには笑えました。
気心がしれてる関係だからこそできるんですよね~。
なんかお似合いでしたよね、あの二人。
シェーンをテクニカルアナリストにスカウト!
ってわけにはいかないか(^^ゞ
久しぶりにガルシアとモーガンの絡みがよく見られたのもこのエピソードの魅力ですよね。
逮捕されたシーンのやりとりも面白かったし、セクハラ研修の時も良かったし、シェーンからファイルを取り戻すとき、くじけそうになるカルシアの隣にいて励ましていましたよね。
あ~、私も励まされたい(笑)!
ところで最後、ガルシアがモーガンに「実は私のことベイビーガールと呼んだのはあなたが初めてじゃない」って言ってましたが、誰だったんでしょうね。
気になるな~。
ハッカー集団のグループ名スターチェンバーですが、スペンサーが言ったのは17世紀のイギリスで行われていた「星室裁判所」とよばれる刑事特別裁判所のことです。
コモン・ロー(一般国内法)では扱えない、あらゆる事件を取り扱っていました。
また、国王直属の裁判所であったため王権に反対した貴族を裁くことも出来ました。
星室裁判所と呼ばれたのは、天井に星が描かれていたウェストミンスター宮殿の星の間で行われたことからです。
一方ガルシアが言っていた、マイケル・ダグラスが出演していた1983年(日本公開は1984年)の映画とは「密殺集団」のこと。
この映画はマイケル・ダグラス演じるスティーヴン・R・ハーディン判事が、法的には裁けない事件の犯人を裁いて処刑人を送る施設裁判の存在に気づき、その構成員になる、という内容です。
この映画の原題は、「星室裁判所」から来ているそうでどちらも関連があるといえばあるんですね~。
警察署内で、被害者デビーについて分析を進めるホッチ、スペンサー、ロッシ。
アレックスが、デビーがフリーランスになる前に会った最後の客が「スミス氏」であることを突き止めたということがわかりました。
アレックスは、スミス氏を警察署に連れてくるということになっていましたが、連れてきたのは女性。
不思議に思ったロッシがアレックスに「誰?」と聞くと、アレックスは「スミス氏」と即答。
それを聞いたロッシ、スペンサー、ホッチが
「あ~」っと言って顔を見合わせたシーンは笑えました(ホッチは心なしか「あ~」が小さかったような 笑)
ガルシアの面白さが目立っていたエピソードでしたが、他のメンバーにもくすっとなるシーンがありましたね~。
ガルシアから比べたら地味だけど、確実に笑える場面(笑)
今回は突っ込みどころが満載のエピソードで、レビューも長くなってしまいました(長らくお付き合いくださってありがとうございます( *・ω・)*_ _))ペコリン)。
エピソードの構成もよく、上手にガルシアのキャラを引き出していて、本当によく考えられてるな、と感心するばかり。
私の好きなエピソードのひとつになりました♪
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モーガン: "People often say that this or that person has not yet found himself. But the self is not something one finds. It is something one creates." — Thomas Szasz
(「"まだ自分を見つけていない"という表現をよく耳にするが、「自分」とは見つけるものではない。創り出すものだ」トーマス・サズ)
ガルシア: "To invent your own life's meaning is not easy, but it's still allowed, and I think you'll be happier for the trouble." — Bill Watterson
(「人生の意味をつきとめるのは難しいが、不可能なことではない。そして楽しい作業でもある」ビル・ワターソン)
トレントモラー「ディシーヴ」(Deceive by Trentemøller (feat. Sune Rose Wagner))
デスティニーズ・チャイルド「ブーティリシャス」(Bootylicious by Destiny's Child)