誘拐した被害社宅に、不気味ないたずら電話をかける犯人!

クリミナルマインド9 第10話「いたずら電話」のあらすじと感想

出典

 

 

セントルイスで誘拐事件発生!

 

誘拐前から被害者の自宅にかかってきていた、気持ち悪い男の子の声のいたずら電話の真相は?

 

そして、15年前に発生した誘拐事件との関連は?

 

 

予測できないストーリー展開に、心臓の鼓動が止まらない!!

 

 

クリミナル・マインドシーズン9 第10話「いたずら電話(The Caller)」のあらすじと感想です。

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「いたずら電話」のあらすじ

セントルイスで、10歳のAndy Taffert(アンディ・タファート)が自宅から誘拐された。

 

アンディの両親がアンディが姿を消したことに気づいたのは、母親のLinda(リンダ)が朝アンディを起こしに行った時だった。

 

 

外部から押し入った形跡も争った跡もなかったが、玄関のドアには血のりがべっとりとついていた。

 

 

リンダの話ではここ2週間で、男の子の声で「"I'm gonna get you"(やっつけてやる)」といういたずら電話が5回あったという。

 

そして、アンディが誘拐された後にかかってきたのは「"Did you see what I did?"(僕がやったんだよ)」という内容に変わった。

 

 

それを聞いたリードは、15年前にメンフィスで起きた、9歳のFrankie Clayvin(フランキー・クレイヴィン)未解決事件と今回の事件が、酷似していることに気がつく。
フランキーは、下校途中に姿を消して36時間後に遺体で発見されたが、やはり自宅には少年の声でいたずら電話がかかってきていた。

 

 

アンディとフランキーは年が近い上、外見も似ていることから、同一犯の可能性が高まる。

 

 

 

アンディの自宅で両親から事情を聞くロッシとモーガン。

 

両親とも親子3人の絆の深さを強調していたが、アンディの父Malcolm(マルコム)が、「アンディの友達の両親のバックグラウンドチェックをする」ということを聞いたロッシは、コントロールする親の目を逃れてアンディが何かを隠しているのではないかと推測する。

 

 

アンディの部屋を捜索していたリードとJJ。

 

アンディの部屋にスニーカーが無いことに気がついたリードは、犯人が、アンディをうまく言いくるめてスニーカーを履かせ、自分の意志で出て行ったのでは、と指摘する。
だが、アンディの交友関係を調べても特に怪しい人物は見つからなかった。

 

 

 

フランキーの父、Richard(リチャード)から話を聞くホッチとアレックスだったが、リチャードが受けたいたずら電話のセリフが、リンダが受けたいたずら電話のものと同一だったことに気がつく。

 

後日、その時の録音テープを聞いたリンダは、男の声だけではなく、騒音のようなものまで全く同じだ、と証言する。

 

フランキーの事件とアンディの事件の犯人は同一人物の可能性が一気に強まった。

 

 

 

ガルシアの調査で、アンディが姿を消した当日の夜、マルコムの携帯電話から自宅に発信があったことがわかり、疑惑の目はマルコムに向けられた。

 

しかし、15年前でもマルコムは犯行可能な年齢だが、クレイヴィン一家とマルコムの関係はない。

 

しかも、その後のガルシアの調査で、犯人はマルコムの携帯番号を不正登録し、タファート家から離れた場所から発信されていたことがわかり、マルコムは容疑者リストから外れることになる。

 

 

 

アンディの手がかりをつかもうと、電話の発信源だった森を探す捜査員とホッチナーたちだったが、事件は最悪の局面を迎えてしまう…

 

 

【犯人のプロファイリング】

  • 犯人は白人で30代後半。
  • いたずら電話をすることから、両親に対してサディスティック。
  • 子供の声を使うのは、「子ども」として自分を表現している。
  • 少年期に受けた不当な経験から、復讐を狙っている可能性がある。
  • コンピュータースキルや技術を持っている。
  • 極端な宗教的思想を持っているかもしれな。い
  • アンディの知り合いか、もしくは子どもに好かれやすいタイプ。

 

 

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「いたずら電話」の感想

リンダが受け取ったいたずら電話。

 

ここからエピソードが始まるわけですが、初め、リンダが被害者になるのかな?と予想しました。

 

でも、朝起きたらアンディの姿がなかった。

 

 

もう

 


えっ( ゚д゚)?

 

このエピソードは始めから終わりまで、この「えっ?」に何度も遭遇しました。

 

 

ドアに塗られた血は豚の血だったけど、これは聖書の1節からきているのではないか

一家は教会に行ってるし、その関係者?

 

 

マルコムが子どもをコントロールする傾向がある

アンディを誘拐したのは、アンディの秘密の交友関係から?

 

 

と、こんなかんじで。

 

 

それから犯人が誰なのか、なかなかつかめなかったのですが、まさかSMに話が飛ぶとは!

 

さらにそこから意外な方向に進み、やっと犯人がわかった時は…本当に意外なところからでしたよね!

 

その犯人を探すためにホッチたちは2つの場所に分かれて探しますが、JJが暗闇をひとりで調べてる時は、「そろそろ出るか?」と、ドキドキして画面を直視することができませんでした。

 

でもこれも私の予想を裏切られましたけどね^^;

 

 

トドメは犯人の登場の仕方!

 

「まさかあんなところから…」だったので、唖然としてしまいました。

 

アレックスの後ろに忍び寄る犯人、そして、後ろからスペンサーに撃たれておしまい!

 

なんかあっけなかったけど、リダを誘拐して縛り付け、FBI捜査官のアレックスを殺害しようとするなんて、一体どうしたかったのでしょうか。

 

 

それが謎のまま終わってしまいましたが、子供に手をかけるムカつく犯人、ということには変わりありませんね。

 

 

いずれにしても
誰が犯人なんだろう、え、こういう展開なの?!
こういう気持ちにさせてくれるから推理ドラマって面白いんですよね。

 

このエピソードはまさにそうでした。

 

子どもが被害者になるという設定は好きじゃないのですが

  • ドラマ臭すぎない展開
  • 予測できない展開
  • 犯人登場のタイミング

 

など、全てにおいて満足、私の好きなエピソードの一つになりました^^

 

 

リチャード役の俳優さんの演技よかった~

今回のエピソードが好きなもう一つの理由は、リチャード役の俳優さんの演技。

 

出番は本当に少なかったのですが、妻を子どもが誘拐される1年前に亡くし、子どもを亡くし、その後再婚した妻も離れ、さらに容疑者と疑われ続けた父親。

 

という過去が、にじみ出るような演技でした。

 

 

入院先の精神病院で受けた犯人からのいたずら電話や、アンディの両親と悲しみをわかちあうシーンは、お父さんの心の痛みが手に取るように伝わってきて、もらい泣きしてしまうくらいでした(ToT)

 

 

誰かな、と調べたら、Frank Collison(フランク・コリソン)という俳優さんで、テレビドラマのほか「オー・ブラザー!」や「ヒッチコック」など、映画にも出演しています。

 

 

ホッチたちの活躍もそうですが、こういう脇役さんたちの演技もドラマを盛り上げてくれますよね。

 

 

 

見応えのあったエピソードでした♪

 

 

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「いたずら電話」キャスト

  • ケイティ・バートン(Katie Burton) ホリー・ゴールデン
  • アダルジーザ・チェルモント(Adalgiza Chermont) ナース
  • フランク・コリソン(Frank Collison) リチャード・クレイヴィン
  • マリカ・ドミンクス(Marika Domińczyk) リダ・タファート
  • マルクス・イカート(Marcus Eckert) 子供時代のダニエル・ミルワース
  • アダム・エドガー(Adam Edgar) グリーン捜査官
  • ベス・フレーザー(Beth Fraser) レポーター
  • マイク・オストロスキー(Mike Ostroski) ダニエル・ミルワース
  • ケヴィン・ロック(Kevin Rock) エルドン・マーサー検視官
  • エリサ・サルダナ(Elia Saldana) マーラ・ゴールデン ルイーザ・ゴメス)
  • ダグ・サヴァント(Doug Savant) マルコム・タファート
  • カール・シュワバー(Carl Schwaber) レオン・バーンズ

「いたずら電話」で引用された格言

リード: "Fear is pain arising from the anticipation of evil." — Aristotle
(「恐怖とは邪悪なものへの予感から生まれる苦しみ」アリストテレス)

 

ロッシ: "We cannot despair of humanity, since we ourselves are human beings." — Albert Einstein
「人間性に絶望してはならない。我々は人間なのだから」アルバート・アインシュタイン)

「いたずら電話」で使用された曲

クリマイ挿入曲 ディスタント・カズンズ「ライズ・イット・アップ」(Raise It Up by Distant Cousins)

 

 

 

クリマイ挿入曲 ナイト・ベッド「イーヴン・イフ・ウィー・トライ」(Even If We Try by Night Beds)

 

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