カンザス州でティーンネイジャーが謎の失踪、誘拐したのは実の父親?!
目的を達成するため、娘の前で凶悪犯ぶりを現す、そしてとまどう娘。
よ、よし30分後に…
ちょ、ちょっとホッチが意識不明に?!
ホッチ~!!
ホッチの無意識下で繰り広げられる、切ないストーリーにも注目!!
観終わった後は、懐かしさと切なさがググっとこみ上げてくるかもよ。
クリミナル・マインドシーズン9 第5話「66号線(Route 66)」のあらすじと感想です。
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カンザス州ウィチタ。
16歳のSamantha Wilcox(サマンサ・ウィルコックス)は、ボーイフレンドと車の中にいたところ、実の父親のEddie Lee Wilcox(エディー・リー・ウィルコックス)に連れ去られてしまう。
サマンサのボーイフレンドは、エディーに激しく殴られ、顎の骨が折れた上脳震盪を起こして病院に運ばれた。
エディーは、仮釈放中の身で、過去に自動車泥棒や障害といった逮捕歴があり、かなり危険な人物と危険視されていた。
事件についてBAU内でミーティングが開かれる。
エディーの元妻で、サマンサの母親Melody(メロディー)が再婚することがわかり、それが引き金になったのでは、と、ホッチナーたちは予測する。
そして、ミーティング終盤辺りで、ホッチナーは突然意識を失って倒れてしまうのであった。
ホッチナーは、リーパーことジョージ・フォイエットに刺された古傷から内出血を起こしたため、緊急手術が行われる。
ロッシは機内にいるメンバーたちにホッチナーの状態を伝え、その他のメンバーたちはウィチタへ飛び、ウィルコックス父娘の行方を追い続ける。
エディーは筋金入りの犯罪者。
懸命の捜査が続けられるが、とうとうエディーによる殺人事件が発生してしまった。
一方、もうろうとした意識の中、ホッチナーは不思議な体験をする…
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自分の娘を拉致して逃亡を続ける男の捜査を続けるBAUメンバーたちの活躍と平行して、フォイエットに刺された傷がもとで、意識を失ってしまったホッチ。
無意識の中で、なんとヘイリーとフォイエットに再会という展開でした!
ヘイリーとまさかの再会。
そしてフォイエットも出てくるとは!
どちらも全く予想していませんでしたよ~。
メンバーが無意識中に過去を回想したり、亡くなった身内と再会するのは過去のエピソードでも何度かありましたよね。
なので話の構成はそんなに目新しくはないのですが、なんといってもホッチの亡き妻ヘイリーと、クリマイ史上最悪のシリアルキラー、フォイエットが登場するということでかなりドキドキしました!
このエピソードの題名となった66号線は、アメリカのイリノイ州シカゴから、カリフォルニア州サンタモニカをつなぐ旧国道。
その長さは全長3,755kmにも及び、「ルート66」として、多くの人々に親しまれました。
今回舞台となったカンザス州も、66号線上にありました。
1926年に開通した66号線は、1985年に廃線となってしまいますが、映画や音楽でも取り上げられていたので、名前だけでも知っている人も多いのではないでしょうか。
かなり古いのですが、私はナット・キング・コールの「ルート66」でその存在を知り、「この曲聴きながら、通ってみたいな~」なんて憧れた時期もありました。
すでにご存知かと思いますが、フォイエットはホッチがBAUに入管して初めてプロファイリングを手がけたシリアルキラー。
シーズン4の中盤くらいから時々登場し始めて、シーズン5第9話「死神との決着」でヘイリーを殺害します。
そしてフォイエットも、ホッチとの死闘で絶命します。
ホッチが意識を失った原因を作った傷というのは、シーズン5第1話「死神の再来」で、フォイエットに刺された時のものです。
ヘイリーとホッチが二人でジャックの成長や、ホッチの恋人ベスの姿を観ているところに現れたのが…
あのフォイエット!!
ホッチじゃないけどギクッとしますよね。
ヘイリーが招待したといいますが、隣りに座ってポップコーン食べながら、ヘイリーのお腹を銃でズドン!
焦ってるのはホッチだけで、ヘイリーも涼しい顔しているし、もう何がなんだかよくわからん!
そして、登場したフォイエットは昔のドロドロしたイメージは全くなく。
陽気なおっちゃんといった感じでした。
(・o・)
こんなフォイエット正直観たくなかった_| ̄|○
もしかしたらそろそろヘイリーとフォイエットの過去から解放されて歩き出す時期が来た、といった意味で登場させたのかもしれませんが、今回のフォイエットには違和感ありまくりです。
特にあのアロハシャツっぽいシャツは><
フォイエットは、あの昔の、とことんダークなフォイエットのキャラが良かったのに…(まあ、いい人を装うこともあったけど…)
う~ん、なんかがっかりです。
まさかこんな形でホッチとヘイリーが再会するとは。
びっくりしましたが、二人の再会は、嬉しかったです、というか感動的でしたね。
ホッチやっぱりヘイリーのこと忘れられなかったみたいですね。
そんな気持ちが表情に溢れ出てて辛かったです。
ヘイリーとは嫌いで離婚したわけではないし、死別ですからね。
最後はヘイリーから励ましの言葉と結婚指輪を受け取ったホッチ。
これから前に歩いていけるのでしょうか。
ベスとジャックを大事にしてね!
ホッチがヘイリーと劇場の前で最後の言葉を交わしていた時、ふと車の運転手の顔を観たら…
あ、ロッシ!!
そうなんですよ~、ロッシが運転手なんですよね(笑)
ちなみに、ホッチがヘイリーと別れるとき、ロッシ運転手は車の外に出て待っているので、よりよくわかりますよ♪
そういえばロッシが運転手になっていた車、スペンサーとロッシがエピソードの始めで見ていたあのレトロな車と同じ型のようです。
その時は「Torpedo(トーピード)C-body」と言っていましたが、クリミナルマインドウィキを調べたら「The 1947 Buick Special Series Model 41」1947年型ビュイックスペシャルシリーズモデル41というそうなんです(車に詳しくなくてスミマセン(;・∀・))。
さらに、このビュイック、持ち主はなんとロッシことジョー・マンテーニャ本人なんですね!
なんでもジョーが19歳の時に友人が見つけたこのビュックに一目惚れ。
お父さんから1日前にもらった1956年型シボレー・ベル・エアーを売り飛ばして手に入れたんだそうです(笑)
ビュイックを手に入れた時、ジョーはイリノイ州にあるモートン大学の学生で、「アポクリファス」という音楽バンドで活動していました。
そしてビュイックはジョーたちの足になっていたそうです。
その当時の写真
↓↓
さてロッシは誰でしょうか~?!
答えは、一番左側のイケメン君です^^
なるほど~、ヘイリーとホッチの再会シーンは、いろいろと凝ってますよね~。
凝ってるついでにもうひとつ。
ビュイックの車のナンバーは、「509 905」になっていましたが、これは今回のエピソード(シーズン9第5話)と、ヘイリーを亡くしたエピソード(シーズン5第9話)の意味です。
この2つのエピソードは数字が反転しているんですね。
さらに、今回のエピソードはフォイエットがホッチを刺したエピソードから100話目。
ということでお互いのエピソードが関連している、ストーリーアークになっているわけです。
にしてもホント、凝ってますよね!
ヘイリーとホッチ、フォイエットの場面の印象がやっぱり強烈だったので、その感想ばかりになってしまいましたが、今回の事件の展開はなかなか良かったです。
良かった、といっても、犯人が同情できるような人間というわけではありません。
むしろその反対。
自分の目的のためにひとを傷つけることもいとわない、凶暴な男です。
良かったのは最後ですね。
娘を思う父親の気持ちにうたれました(´;ω;`)ウッ…
どんな父親でも親は親なんですね。
こんなにいい娘を持ってるのに、ホントにバカ親父!
といいたくなりますが、終わり方がとても良かったです。
ホッチのエピソードも、事件のエピソードも、どちらもジーンと来る内容でした。
その意味で、忘れられないエピソードになりました♪
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ホッチナー: "Life is a dream, realize it." — Mother Theresa
「人生は夢。かなえなさい」マザー・テレサ)
デラ・スウィス「オンリー・ユー」(Only You by Della Swiss)
ニコナ「トレイン・ソング」(Train Song by Nocona)