ウォレスは双子だった!

クリミナルマインド インスピレーション

 

 

ホッチたちが逮捕したのは犯人じゃなかった!

 

顔は犯人と瓜二つだけど…?

 

あ、そっか、双子!え、ウォレス双子だったの?!

 

 

犯人の複雑な家族の事情がますます捜査を困難に!

 

果たしてジェシーは聖人かそれとも悪魔の片棒か?
本当の悪玉は一体誰?!

 

 

プロファイラーの威信をかけて事件を解決するホッチたちの快進撃にしびれる~(笑)

 

 

クリミナル・マインドシーズン9 第2話「インスピレーション-後編-(The Inspired)」のあらすじと感想です。


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「インスピレーション-後編-」のあらすじ

前回のエピソードの続き。

 

誤認逮捕を受け、マスメディアはホッチナーたちのプロファイリングを批判する。

 

しかし、ホッチナー達が逮捕したのは犯人の一卵双生児、Jesse Gentry(ジェシー・ジェントリー)だった。

 

 

ジェシーは3歳の時に教会を通して里子に出され、フェニックスで育つ。
そして、5年前にグレンデールに来て、パラリーガルとして弁護士事務所に就職していたのだった。

 

ジェシーは、自分が里子に出されたことや、実母や双子の弟の存在は、養子縁組調査をしていたため知っている。

 

しかし、2人には連絡をとった形跡がない。

 

 

ジェシーについて捜査を進めようとするが、ジェシーの勤務先の弁護士アンダーソンは「法律を盾にジェシーの身辺調査をしたり、彼に近づいた場合は訴訟を起こす」と、ホッチナーに強く釘を刺すのだった。

 

 

 

ホッチナーたちは、再び犯人であるWallace(ウォレス)について捜査を進めることにした。

 

そしてウォレスが潜伏するとしたら、信頼を寄せている母、Carla(カーラ)の家が有力になる。
そして、母と待ち合わせするとしたら、二人のゆかりの駅、グレンデール駅ということが予測された。

 

 

アレックスとリードがカーラの家に向かうと、ウォレスが盗んだ車が家の近くに停まっていた。

 

カーラの家の中に入った二人は家の中を探すが、カーラもウォレスの姿もなかった。

 

 

リードは暖炉の中から、カーラが証拠隠滅を計ったとみられる、燃えかけたジェシーの出生証明書といった書類を発見する。

 

 

ジェシーが存在することを隠すのが目的なのか。
でも、なぜアプガースコアは残すのか。

 

疑問に感じたアレックスとリードは、双子の父親の存在に注目する。

 

 

グレンデール駅で張り込みをするJJたちは、カーラの姿を見つけ、事情を聞くため署に連行する。

 

 

カーラから事情を聞くホッチナーだったが、カーラはウォレスの居場所を知らないと答える。

 

 

 

ウォレスを見つけ出すためヘザーの両親が記者会見を開く。

 

会見が終わった後、ホッチナーたちのところに新たな殺人事件の一報が入ったのだった。

 

 

 

現場検証を行ったリードとJJは、犯行の手口がウォレスを連想させるものであったが

  • 被害者にカニバリズムを強制していない
  • ウォレスの精神状態にしては、犯行現場が整然としすぎている

 

といった点から、これはウォレスではなくてコピーキャット、しかもジェシーの可能性が高まったのだった…

 

 

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「インスピレーション-後編-」の感想

前編に続いて後編もかなりドキドキの展開でしたね~。

 

まさか、ウォレスには、里子に出された双子の片割れがいたとは。
さらにジェシーのほうは、パラリーガルとして前途ある人生を歩んでいる。

 

 

ヘザーが登場する場面をのぞいては、前編との関連があまり感じられなかったのですが、ガラッ、とまではいかないものの新しいストーリーの展開が良かったです♪

 

 

まさか双子だったなんて、本当に

 

えっ?!

 

というような展開でしたよね。

 

 

後半では、ジェシーの絡みに加えて、カーラの存在もちらほら出てくるので、もう、誰が極悪人かわけわからなくなってきます^^;

 

 

真面目だとばかり思っていたジェシーが、殺人鬼に豹変する。
そして、そのカーラも、「子供のことを心配する母」というイメージから、徐々にキャラが変化していくのがまたエピソードが盛り上がっていきましたよね~。

 

ウォレスををジェシーに殺させようとするなんて。

 

このかーちゃんが一番の悪玉ですね。
双子がサイコパス、というよりも、カーラがそうなのかもしれません。

 

 

最後の終わり方は、「そうくるか~」というかんじでしたが、双子、カーラ、双子の父親のキャラを上手に使った締め方でよかったですね~。

 

 

それってスペンサーみたい(笑)

犯人が一卵性双生児だったことがわかってびっくりしたBAUメンバー。

 

アレックスが思わず「一卵双生児が生まれる確率は」と言いますが、隣にいたロッシが「1000の出産に対して3.5組」と答えました。

 

 

アレックスは

 

え?( ゚д゚)

 

 

という顔をしましたが、私も(笑)

 

 

これってスペンサーみたい、って、アレックスも思ったし、ロッシもそれに気づいたみたいですね。

 

アレックスのきょとん、とした顔を見てロッシがすかさず、「あ、僕もさっきリードに同じ質問したんだ」と言いましたが、このやりとりがちょっとウケました。

 

 

ホッチ、セクションチーフに昇進ならず♪

今回の誤認逮捕で、ホッチの名前がセクションチーフ候補から消えました。

 

それを聞いたロッシの笑顔が印象的でした~(笑)

 

ホッチの昇進問題は、ジャックの一言か何かで決まるのかな、と予想していたのですが、まさかこんなふうに決着するなんて意外。

 

にしても今回の事件とホッチのことをよく織り交ぜて話が展開していきましたが、話の構成が本当に、うまいですよね。

 

 

双子はサイコパスになる?

双子の場合、どちらかがサイコパスだともう片方もサイコパスになるのでしょうか?

 

 

遺伝はサイコパスの一つの要因ですが、100%というわけではなく、双子でも必ず両方がサイコパスになるというわけではないようです。

 

双子がサイコパスになるかどうかという研究はいくつか行われているようですが、
「双子はどちらもサイコパスになる傾向がある」
「双子だからといってサイコパスになるとは限らない」

 

というふうに、意見が分かれています。

 

 

サイコパスは、遺伝子的な要素に加えて、後天的な要素も加わるなど、総合的に判断されます。

 

 

双子だからといって全て同じ遺伝子を受け継ぐわけではありませんからね。
それに、双子と言っても個性もあるし、嗜好や気質など、全く同じというのはあまり聞いたことはありません。

 

 

こちらで、「Evil Twins(直訳すると邪悪な双子)」という、双子が共謀して起こした事件についてのテレビ番組があります。

 

それを見ていると双子は、片方が悪に手を染めて、いつの間にかもう片方がそれに加担する、といったように、お互い影響しあったり呼応しやすい部分はあるな、と思います。

 

何か、他の人が入り込めないような強い絆を感じるんですよね。

 

 

今回のエピソードの双子は、サイコパスだったかどうかは微妙ですが、病的ささをむき出していたウォレスに、ジェシーが自分自身も邪悪さがあった事に気づき、犯行に手を染めていきました。

 

片割れの行動にもう片方が引きずり込まれるのは、やはり双子、ですよね。

 

 

 

ホッチも現場で頑張ることになりましたし、シーズン9はこれから楽しみな展開になりそうな予感でいっぱいです♪

 

 

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「インスピレーション-後編-」キャスト

  • ジョゼフ・ベアード(Joseph Baird) ダニー・ランドール
  • ビル・ブレア(Bill Blair) ジェントリー
  • カイル・カルティエリ(Kyle Cartieri) パラリーガル
  • ジェレミー・コーノア(Jeremy Cohenour) 若い頃のジェシー・ジェントリー
  • リチャード・グリーソン(Richard Gleason) ボブ・クラーク
  • ジョン・マイケル・ヘンダーソン(John Michael Herndon) ビル・ロビンス
  • ブリアン・ハウィー(Brianne Howey) ヘザー・クラーク
  • ジョネル・ケネディ(JoNell Kennedy) リン・ジョンソン巡査部長
  • フレデリック・コラー(Fred Koehler) ウォレス・ハインズとジェシー・ジェントリー
  • カムリン・マンハイム(Camryn Manheim) カーラ・ハインズ
  • ステファニー・ナシュ(Stephanie Nash) ジーン・クラーク
  • ダグラス・オルソン(Douglas Olsson) マーク・アンダーソン
  • ジーン・ラスウォール(Gene Rathswohl) バックナー警察官
  • ドミニク・ラソン(Dominique Razón) エリザベス・ナシュ
  • エリザベス・シュミット(Elizabeth Schmidt) ヴァネッサ・ランドール

「インスピレーション-後編-」で引用された格言

モーガン: "We are not only our brother's keeper, in countless large and small ways we are our brother's maker." — Bonaro Overstreet
(「兄弟は支え合うだけの存在ではない。大なり小なり、お互いを作り上げているのだ」ボナロ・オーバーストリート)

 

ホッチナー: "They mess you up, your Mom and Dad. They may not mean to, but they do. They fill you with the faults they had. And add some extra, just for you." — Philip Larkin
(「ママとパパは君をダメにする。悪気はないがダメにする。自分たちの欠点を君に受け継がせ、新たなおまけさえつけて」フィリップ・ラーキン)

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