クリマイ世莉が解説!「転生」。
猟奇的な連続殺人事件発生!
被害者の首には特定のノミが刺さってる
遺体の周りにはハエの幼虫がうじゃうじゃ
さらには...
捜査が進めば進むほど明らかになる犯人の異常性!
虫が大っきらいな人はご用心!!
クリミナル・マインドシーズン8 第11話「転生(Perennials)」のあらすじと感想です。
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アラバマ州 Citronelle(シトローネル)。
Floressa(フローレッサ)という女性が、教会の敷地内で殺害されているのが発見された。
フローレッサはうつ伏せの状態で発見され、首にはノミが刺さったままだった。
そして、遺体の周りにはウジが湧いていた。
フローレッサの遺体が発見される2日前には、Charlie Clayton(チャーリー・クレイトン)という、ミシシッピ州 Gulfport(グルフポート)に住む男性が自宅で何者かにさらわれ殺害されていた。
という以外は共通点が見つからなかった。
チャーリーの自宅周辺の聴きこみをしていたロッシとモーガンは、犯人にチャーリーについて話しかけられたという男性と出会う。
男性によると犯人は、チャーリーのことを「テイラー」と呼んでいたことがわかった。
フローレッサの検死結果の報告を受けるアレックスとリード。
フローレッサの口から木材の残留物が見つかったことから、フローレッサはさるぐつわを噛まされていた可能性が高まる。
死後2~3時間であるなら、ハエや付加する前の卵が遺体に付着しているはずなのに、フローレッサの遺体の周りに発見されたウジは年齢の進んだ幼虫しかいなかった。
これは、犯人が、自分でハエの幼虫を犯行現場に持ち込んだことを示している。
さらに、ウジに混ざってスカンクの毛が発見されたこともわかった。
チャーリーの遺体にはアライグマの毛がついていたという。
犯人をプロファイリングしていたホッチナーたちは、犯人の犯行の手口は、Russell Smith(ラッセル・スミス)という、シリアルキラーに似ていることに気がつく。
ラッセル・スミスは1967~1987年の間にアラバマの娼婦8人を殺害した、性的サディスト。
被害者にさるぐつわをし、頭を殴ってアイスピックを首の後に刺して殺害した。
ウエイトレスのBrianna Wells(ブリアナ・ウェルス)が殺害される。
同僚の話によると、ブリアナが殺害された当日、似顔絵に似た男が現れ、誕生日の客にサービスするフリーフードを注文したが、IDの提示を求めると、異様な表情で拒否したという。
さらに男はブリアナのことを「Carol(キャロル)」と呼んでいた。
男は最近つけたような傷が頬から顎にかけてあったというが、ラッセル・スミスの写真にも同じような傷跡があることを発見したホッチナーたちは、驚きを隠せなかった...
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とにかく
キモい!
の一言に尽きるエピソードですね。
虫とか殺害方法も奇妙なんですが、犯人が本当にキモかったです。
頭のなかの妄想に支配されていて、「光閉ざされて」や「ストームチェイサー」みたいに、相手を他の誰かと思い込んでるキモさと、「地上の王国」の犯人のように、特定のシリアルキラーを異様に崇拝するキモさを持ち合わせたような犯人でした...
加えて、輪廻転生(うまれかわり)を強く信じているので、ますます気味が悪かったです。
自分はシリアルキラー、ジョン・スミスの生まれ変わりと信じ、同じように生まれ変わったスミスの被害者たちもいると信じている。
そうした生まれ変わりのサイクルを断ち切るための殺人。
これを正当化してるから恐ろしいです。
転生というよりも、自分の置かれた悲惨な境遇を理解するために、転生のせいにしているところがあったような気がしますが。
被害者の選択や殺害方法やハエの幼虫や動物の毛など、ひとつひとつに意味があるのですが、それがはじめわからずに徐々に明らかになるストーリー展開は面白かったですね。
虫は気持ち悪すぎるけど(汗)
あんまりもう一度観たい、という気持ちにはなりませんでしたが、気味悪さが蔓延していて、サスペンスドラマとしては見ごたえがあったことは間違いないですね。
事件が解決した後ホッチたちに不吉なニュースが。
ニューメキシコで、足が切断され他人の足が縫い付けられた遺体が発見されました。
そうです!!
「神コンプレックス」の手口に似ていますね。
これまでも、サイレンサーのコピーキャットとみられる遺体も見つかりましたし。
ここでホッチたちは、何者かが、BAUが捜査にかかわった事件を再現しているということに気が付きます。
シーズン8のエピソードに時々登場するこの不気味な人物の正体が、これから少しずつ明らかになるのかな。
ますます気になります~><
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リード: "I have never yet heard of a murderer who was not afraid of a ghost." — John Philpot Curran
(「人殺しは必ず、幽霊を恐れる」ジョン・フィルポット・カラン)
ロッシ: "The doctrine of the immortality of the soul has more threat than comfort." — Mason Cooley
(「「魂は滅びない」という教えは、慰めというよりも脅しである」メイソン・クーリー)